古民家を惜しんで
「出石 de 玉手箱」
大正10年頃に建てられ、戦火の空襲も逃れた古民家、中村邸…
旭川の堤防整備のため、もうじき取り壊しとなります。
この景色の中で、ここに建っていた…そんな建物があったことを皆さんの記憶に残してほしい。
そんな中村さんの想いと、出石の皆さんの想いにより、今日は中村邸が公開され、見学会となりました。
こちらで、アイリッシュを奏でさせていただきました。
ちょうど桜も咲き始め、後楽園も見渡せる立地です。
絵になりますね。
快晴であれば絶好のお花見日和だったのでしょうが、
雨が降ったり、晴れたり…の微妙なお天気となってしまいました。
でも、沢山の方々が見学会に来てくださいました‼︎
今日この場に集まってくださった方々との、一期一会な時間…
とても感慨深いものがありました。
なんだかちょっと込み上げてくるものがありました。
そんな歴史ある建物に興味を持ってお越しくださったお客様は、自由に中を見学しながら、コンサートも楽しんでくださったようです。
今回アイリッシュを聴くのは初めて!というお客様もたくさんいらっしゃいましたが、
そんな方々が私達の音楽やアイルランドのお話などに目をキラキラさせながら笑顔で聴いてくださって、
ユーモアのある対応をしてくださったり、
「庭の千草が好きなんですけど」ってリクエストしてくださり、とても喜んでくださったり…
想い出深い、貴重な一日を過ごすことができました。
コンサートの後、私も見学させていただきました。
こんな作りも。
古いモノってデザインが素敵ですよね。
玄関には古いオルガンもありました。
お茶室もありました。
実はこのお茶室の外側は丸い石垣になっていて、それに沿ってお部屋も丸く作られたそうです。
外から見るとこんな感じ。
昔ながらの窓、窓ガラスがなんとも言えない懐かしさ…
日本人としての血を認識した時間でした。
こんな貴重な時間をいただけた事に感謝です。
また一つ、時代の流れを感じてしまう出来事ではありますが、しっかり記憶にとどめ、
日々の営みを大切に生きていきたいと思います。
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