蕃山町教会コンサートを終えて
フラッとお越しくださった方も多々(思いがけない知人も多々…笑)のお陰様で、
今までで一番入場者数が多かったそうです。
お越しくださいました皆さま、ありがとうございました。
前回、こちらの教会で演奏させていただいた時はクリスマスの前…
必然的にクリスマスに因んだ曲が多くなりましたが、
さて、今回はどうしよう?
選曲にはかなり悩みました。
前回のコンサートの際、教会の方々はバロック音楽がお好きな方が多いことわかったので、バロック音楽を中心にプログラムを組みました。
実は最近、バロックの面白さに惹かれています。
とは言え、普段なかなか演奏する機会はないので、
こんな風にバロック Welcome!な機会をいただけたことに感謝です。
大好きなテレマンのファンタジー、そしてマラン・マレのフォリャは、フルートソロで吹かせていただきました。
終演後、「選曲が良かった」との感想を多数いただけて、ひと安心。。。
そして、レオ=レオニの絵本「フレデリック」の朗読とのコラボでは、アイリッシュフルートとホイッスルを吹かせていただきました。
アイリッシュフルートの柔らかな、あたたかい響きが、フレデリックの世界を上手く彩ってくれると思ったからです。
また、ホイッスルの可愛らしい音がネズミの表現にピッタリだと思いまして(笑)
初めて目にするアイリッシュフルートやホイッスルに興味を持ってくださった方もたくさんいて、案の定、
「あのネズミ役の笛、良かったです」との感想が!
この選択は間違ってなかったと思いました(笑)
また教会のパイプオルガンで伴奏をしていただくという贅沢…
教会員の方にはお馴染みのパイプオルガンですが、一般の人にはなかなか聴く機会がありません。
私もパイプオルガンと演れる機会は貴重なので、楽しくやらせていただきました。
教会のパイプオルガンは客席の後ろ頭上にあり、
私は客席の前のステージで吹くという…すごい距離が離れた状況での演奏です。
教会は響きますし、時差が…
これは非常に大変でしたが、でもオルガニストさんが必死に合わせてくれました。
最後は讃美歌を、私のフルートで先導させていただき、皆さんで歌いました。
今回は教会員ではない、一般の方々もたくさんお越しくださっていたようなので、初めての体験をされた方も多かったことと思います。
今回のコンサートは開始もお祈りから始まりました。
キリスト教、プロテスタント、そしてそれぞれの教会にそれぞれのしきたりがあります。
私自身はキリスト教徒ではないので、正直解らないこともあります。
けれど、ほんの少しですがそれらを体験し、こんな世界があるんだな、こんな考えの人がいるんだな、こんな信仰のもとで生きている人がいるんだな、ということを体感することも大事だと思いました。
そして個人的には、宗教を越えた部分で繋がるモノを信じたいと思っています。
生き様の根底には必ず思想があります。
でもその思想の真ん中に、常に愛を持っていたいと思います。
終演後、たくさんの笑顔が見れて、やっぱりこのために演ってるんだ!と思いました。
寒くて家にひきこもりたくなってしまいそうな一日に、わざわざコンサートにお運びくださったお客様…
お客様に笑顔の奥に、来て良かった!という言葉があったと信じます。
↑お越しくださった知人からの提供写真。
今回はあまり衣装替えの時間がなかったので、プチ・チェンジのみで♪
これは、最後のパターンです(^^)
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